CTRとは
表示された回数に対してのクリック数割合。
一般には「クリック率」と呼ばれるもの。
ex.Googleの検索エンジンで表示された総数に対して、クリックされた回数の割合。
ex.広告表示の総回数に対して、クリックされた回数の割合。
ここでは、Google検索エンジンを想定して話を進めます。
CTRは集計結果 期間がある
CTRは集計した数値によって割り出されるので、期間がある。
日毎、週毎、月毎で結果は異なる。
サイトによっては季節要因や、単発的にバズった等で上下変動する事もある。
サイト全体のCTRやページ毎のCTRもある
集計の範囲もある。
いずれも、期間内での平均値となる。
サイト全体では、CTRの低いコンテンツが多ければ平均値も下がる。
サイト全体のCTRが低い場合、サイト(ドメイン)の評価が下がる、かどうかはわからないが、下がると考えてCTRの低いコンテンツを整理・削除している人もいる。
Googleに関して言えば、ニュース系サイトで古くアクセスの少ないコンテンツを大量に削除していた時に、サイト評価の為の行為なら意味がないと言っていたことがある。(今もそうなのかは不明)
Google Search Consoleの例。
クエリ毎、ページ毎にCTRや掲載順位を見ることができる。
サイト全体の平均CTRや平均掲載順位も確認できる(最初の画像)。
CTRが低い 悪化
合計表示回数(表示された回数)が横ばいか減少でCTRが低くなるのは、純粋にクリック率が悪化(クリック数の減少)している。
合計表示回数が増えて、CTRが低くなる場合、必ずしもクリック数は減少していない。
ex.クリック数が変わらずに、合計表示回数が100だったものが1,000になったら、10%だったCTRは1%になる。
横ばいの要素が1つ、好転の要素が1つで状況としては好転になる。
CTRが下がったといって慌てることはない。
CTRが高い 好転
逆もある。
ex.クリック数が変わらずに、合計表示回数が1,000だったものが100になったら、1%だったCTRは10%になる。
横ばいの要素が1つ、悪化の要素が1つで状況としては悪化になるので、CTRが上がって喜んでいられない。
これらのことから、CTRが優先して向上させなければならない指標ではないことがわかる。
CTRとアクセス数の関係
CTRは集計結果なので、集計している機関毎(Google検索エンジン等)のものになる。
アクセス数は、SNSや内部リンク、外部リンクからのアクセスも含まれる。
場合によって他メディア(雑誌、他)から直接アクセスもあるかもしれない。
(実際、個人名刺からQRコードで誘導している場合もある)
また、CTRが改善されたからと言ってアクセス数が増えているとも限らない。
CTRが向上しても、そもそもの表示回数が減っていればアクセス数は伸びない。
関係は小さくとも目安にはなる。
掲載順位に伸び代があり、CTRも低い場合は、アクセス数を増やす改善の糸口になる。
CTRと掲載順位の関係
検索結果の掲載順位の高いコンテンツほど、一般的にはCTRは高い。
検索結果の表示順位が10より下のものは、自分は滅多にクリックしない。
ただし、検索結果が上位表示されるからと言ってCTRが物凄く高いとも限らない。
そもそも検索ワードや検索ワードの組み合わせが曖昧である場合、その結果も曖昧になる。
検索者は検索結果を見て、どこもクリックせずに新しいワードで検索を行うかもしれない。
このような場合、表示回数だけが増えるので、CTRは下がる。
まとめ 改善方法
CTRはアクセス数とは相関関係がない(少ない)。
CTRは検索結果の掲載順位と強い相関関係がある。
CTRを向上させるのには、以下のような事が考えられる。
それぞれの内容の詳細は、「掲載順位」の記事に書きたい(まだ書いてない)。
1.タイトルを見直す
2.画像を魅力的にする
3.メタディスクリプションを興味深いものにする
などになる。それも、検索ワード(検索者の欲しい情報)にコンテンツの内容が沿っていることが前提となる。
要は、目にしやすい所の体裁を整えること。
CTRの改善の前に、検索結果の掲載順位を上げることがより重要で、人の目に触れないところで体裁を整えてもクリックには繋がらない。
検索結果の掲載順位についても後ほど考察。
個人サイト・ブログ向け
分かり易かった、参考になったという方は、どこぞでご紹介ください。
ちなみに、このコンテンツの競合ページ(サイト)はSEO対策がしっかりされているところばかりになる。このページが人の目に触れることがあるのかどうか興味深い。
ここまで読んだ方に、何かしらの気づきや学び、共感があればと願う。
「個人サイト・ブログ向け」であるのは、CTRを向上させたくていろいろやっていた時期が長く、多くの参考サイトが自分にとって的を得ていなかった事による。
そんな、過去の自分に読んでもらいたいものとして(忘備録的でもある)、書いている。
コメント