AMD プロセッサー Ryzen 5000シリーズ ラインナップ(ソケット AM4 CPU) 比較・相違

AMD CPU Ryzen 5000シリーズパソコン
AMD CPU Ryzen 5000シリーズ

本サイトは広告及びアフィリエイトプログラムによる収益を得ています、本記事はその一部となります。

AMD プロセッサー Ryzen (ライゼン)とは

AMDの現行CPUはRyzen(ライゼン)と呼ばれるシリーズで展開されています。
マイクロアーキテクチャのZenが発表されたのが2016年、生産開始が2017年。
製造プロセスでは5世代が過ぎました。
以下にRyzenの歴史と現在をまとめました。
AMD CPU Ryzen (ライゼン)とは
後継プロセッサーのRyzen 7000シリーズについては、
AMD Ryzen 7000シリーズ(ソケット AM5 CPU) プロセッサー 一覧 比較 相違
8000Gシリーズは、
AMD APU Ryzen 8000Gシリーズ特徴・ラインナップ比較一覧、違い(ソケット AM5)

AMD Ryzen 5000シリーズ

一次情報は、以下のAMDのプロセッサーページ。
AMD Ryzen™ 5000 シリーズ デスクトップ・プロセッサー

2024年1月31日、Ryzen 5000シリーズに以下の4モデルCPUが追加されます。
Ryzen 7 5700X3D
Ryzen 7 5700
Ryzen 5 5600GT(Ryzen 5 5600Gのリフレッシュ品)
Ryzen 5 5500GT

Ryzen 7 5700X3Dは、キャッシュの大容量モデル(キャッシュ容量合計100MB)でゲーム性能が高いとされていますが、普段、ブラウザのタブを20以上常時開いている自分みたいな人にも恩恵はありそうです。
Ryzen 7 5700は、コードネームがCezanneで、ConnectivityがPCIe 3.0です。AMDのスペックシートにはそう記載されています。
Ryzen 5 5600G(6コア/12スレッド)、Ryzen 5 5500G(4コア/8スレッド)はグラフィックス搭載モデル。
Ryzen 7 5700がなくて、Ryzen 5 5600GTがあったら、Ryzen 5 5600GTを選んでいたのに。
(自作ではRyzen 5 5600を選択して、このままでは画面出力がないので、グラボに最廉価帯のGT710-SL-2GD3-BRK-EVOを買った)

製造プロセスコードネーム PCIe 価格

Ryzen5000シリーズの製造プロセスサイズは、全て、7nm FinFET
Unlocked for Overclocking(オーバークロック用にロック解除)は、全て Yes
CPU開発コードネームは、5700、5500とグラフィックス内蔵の5700G、5600GがCezanne(セザンヌ)
それ以外はVermeer(フェルメール)
Vermeerは、デスクトップCPUの製造プロセスのコード名。
Cezanneは、APU向けの製造プロセスコード名。
Connectivityは、Cezanne(セザンヌ)がPCIe 3.0で、Vermeer(フェルメール)がPCIe 4.0
価格は2024.2.7の価格.comの最安値(参考価格)。
(2023.4.6の参考価格からアップデート、全体的に安くなっています。一部値上がったものもありますが)

コードネームConnectivity価格
Ryzen 9 5950X VermeerPCIe 4.074,480
Ryzen 9 5900XVermeerPCIe 4.049,980
Ryzen 7 5800X3DVermeerPCIe 4.045,980
Ryzen 7 5800XVermeerPCIe 4.029,980
Ryzen 7 5700X3DVermeerPCIe 4.041,480
Ryzen 7 5700XVermeerPCIe 4.023,680
Ryzen 7 5700GCezannePCIe 3.026,979
Ryzen 7 5700CezannePCIe 3.029,496
Ryzen 5 5600XVermeerPCIe 4.019,580
Ryzen 5 5600GCezannePCIe 3.016,580
Ryzen 5 5600VermeerPCIe 4.017,880
Ryzen 5 5500 CezannePCIe 3.014,980
Ryzen 5 5500HCezannePCIe 3.0

そんなにブンブンCPUを回すこともないので、コスパやスペック的に5600が良さげ。
Ryzen 7 5700が遅れて発売になりましたが、コードネームがCezanneで、ConnectivityがPCIe 3.0です。
m.2 Gen4で接続できるのかしら?
値段はRyzen 7 5600やRyzen 7 5700Xに比べて高値流通してます。

コア数、スレッド数、基本クロック、最大ブーストクロック – 仕様(スペック)

コア数スレッド数基本(ベース)最大
Ryzen 9 5950X 16323.4GHz4.9GHz
Ryzen 9 5900X12243.7GHz4.8GHz
Ryzen 7 5800X3D8163.4GHz4.5GHz
Ryzen 7 5800X8163.8GHz4.7GHz
Ryzen 7 5700X3D8163.0GHz4.1GHz
Ryzen 7 5700X8163.4GHz4.6GHz
Ryzen 7 5700G8163.8GHz4.6GHz
Ryzen 7 57008163.7GHz4.6GHz
Ryzen 5 5600X6123.7GHz4.6GHz
Ryzen 5 5600G6123.9GHz4.4GHz
Ryzen 5 56006123.5GHz4.4GHz
Ryzen 5 5500 6123.6GHz4.2GHz
Ryzen 5 5500H483.3GHz4.2GHz

コア数、スレッド数を見ると、
6コア(12スレッド)のグループ
8コア(16スレッド)のグループ
12コア以上のグループに分かれています。
ベースクロックではRyzen 5 5600Gの3.9GHzが最高
最大ブーストクロックでは、Ryzen 9 5950X が4.9GHzで最大

Ryzen 5 5500Hは、Launch Date 2023年6月23日で後から追加になったノートPC用のCPU。

ブンブンCPUを回す人は、ベースクロックや最大ブーストクロックの高い5900Xや5800X。
そういう意味では、5700Xは5800Xの省エネ版みたいなCPUになっている。

L1キャッシュ、L2キャッシュ、L3キャッシュ、TDP – 仕様(スペック)

L1L2L3TDP
Ryzen 9 5950X 1024KB8MB64MB105W
Ryzen 9 5900X768KB6MB64MB105W
Ryzen 7 5800X3D512KB4MB96MB105W
Ryzen 7 5800X512KB4MB32MB105W
Ryzen 7 5700X3D512KB4MB96MB105W
Ryzen 7 5700X512KB4MB32MB65W
Ryzen 7 5700G512KB4MB16MB65W
Ryzen 7 5700512KB4MB16MB65W
Ryzen 5 5600X384KB3MB32MB65W
Ryzen 5 5600G384KB3MB16MB65W
Ryzen 5 5600384KB3MB32MB65W
Ryzen 5 5500 384KB3MB16MB65W
Ryzen 5 5500H2MB8MB45W
AMD Ryzen 5000シリーズ キャッシュ一覧

L1キャッシュは、コア毎にデータキャッシュ/命令キャッシュが各32KBのコアで64KB。
L2キャッシュは、コア毎に512KBになります。
L1、L2キャッシュに関しては、上記のキャッシュサイズ✖️コア数です。

グラフィックス、GPUコア数、GPU周波数、CPUクーラー – 仕様(スペック)

GPUGPUコア数GPU周波数CPUクーラー
Ryzen 9 5950X 
Ryzen 9 5900X
Ryzen 7 5800X3D
Ryzen 7 5800X
Ryzen 7 5700X3D
Ryzen 7 5700X
Ryzen 7 5700G内蔵82000MHzWraith Stealth
Ryzen 7 5700Wraith Stealth
Ryzen 5 5600XWraith Stealth
Ryzen 5 5600G内蔵71900MHzWraith Stealth
Ryzen 5 5600Wraith Stealth
Ryzen 5 5500 Wraith Stealth
Ryzen 5 5500H内蔵61800MHz

内蔵GPUはRadeon Vega。

Ryzen 5 5600 と 5600X の相違点(違い)

ベースクロック、最大ブーストクロックがそれぞれ 0.2GHz、5600Xの方が高い。
くらいしか相違点が見つからないのですが、
AMD Ryzen 5 5600 vs AMD Ryzen 5 5600Xに詳しかった。
相違点(違い)は以下

56005600X
ベースクロック3.5GHz3.7GHz
ブーストクロック4.4GHz4.6GHz
最大メモリ64GB128GB
ECCサポートなしあり

サポートメモリが、DDR4-3200定格なのは同じですが、最大メモリ量やECCサポートに違いがありました。
ECCは、ECCメモリが使えるという事。
ECCメモリは、エラー訂正機能付きのメモリです。何らかのエラーで、ビットが誤って反転してしまった時に検出・修正されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました