ASRock マザーボード(Intel ソケットLGA1700 DDR4) mATX ラインナップ 自作検討用

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表題の通りの内容です。写真は関係ありません。
ASRockのDDR4対応、ソケットLGA1700mATXマザーボードについてです。

手持ちのパーツを再利用して今時のパソコンにする

LGA1700より前の古い自作PCがあって、マザーボード&CPUのアップデートを考えるなら、最新のプロセッサー(CPU)が使えて、古いメモリ(DDR4)も活用できるのは、良い選択肢と思います。

スペックは各マザーボードのスペックからの記載ですが、最終的にはメーカー公式ページをご確認ください。

ASRock(アスロック) ソケットLGA1700 DDR4 mATX マザーボード

ASRock(アスロック)は、台湾のコンピュータ及びコンピュータ関連部品製造メーカー。
マザーボードやビデオカード等を製造。
ソケットLGA1700はIntelのCPUソケットの規格。
Intel ソケットLGA1700用のチップセットについては、
Intel ソケットLGA1700 チップセット600、700シリーズ 一覧比較、機能まとめ
LGA1700用のプロセッサー(CPU)については、
AMD CPU Ryzen 7000シリーズ(ソケット AM5) 比較一覧、違い
をご覧ください。

ATX規格とmATX規格

マザーボードには大きく、ATX規格とmATX(microATX)規格があります。
ATXは、305×244mm。
mATXは、244×244mm。
基盤が大きいほど、扱える端子数が多くなり、拡張性が高くなります。
ハイエンドなPCを考えるならハイグレードなATXマザーボードの方が有利(メリットも多い)。
必要とする機能が明確で、余計な機能はいらないと割り切れるなら、mATXのマザーボードの方が大抵は安くなります。PCケースもATXは大きな筐体になりますが、mATXマザーボードならmATXサイズのPCケースに収まります。そんな事は気にしないという方はATXが宜しいです。

ASRock ソケットLGA1700 DDR4 mATX マザーボード

価格は、2024.2.24(価格.comの最安値)
金額は変わりますので、目安でしかありません。
この頃はこの値段だったという指標(参考)に。

マザーボード参考価格(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

Z790M PG Lightning/D428,512
B760M PG Lightning/D412,800
B760M Pro RS/D4 WiFi15,980
B760M Pro RS/D413,800
B760M Pro-A/D4 WiFi
B760M Pro-A/D4
B760M-HDV/M.2 D412,980
Z690M Phantom Gaming 4掲載なし
H670M Pro RS26,249
B660M Steel Legend17,980
B660M PG Riptide
B660M Pro RS/ax18,980
B660M Pro RS16,652
B660M Phantom Gaming 4掲載なし
B660M-HDV13,662
H610M-HDV/M.212,626
H610M-HVS/M.2 R2.011,880
マザーボード参考価格(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

B760、Z690等はチップセットの名称。
MはmATXマザーボードを指しています。
DDR5対応マザーボードより安価。

電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR5)

電源フェーズは、CPUに電気を供給する回路の数。
数が多いほど、回路あたりの負荷が小さく済み、発生する熱が少なくなります。
オーバークロックする場合、定格以上の電気を供給することになるので、電源フェーズが多いほど安定しやすくなります。

Z790M PG Lightning/D410+1+1 電源フェーズ設計, Dr.MOS for VCore+GT
B760M PG Lightning/D47+1+1 電源フェーズ, Dr.MOS for VCore+GT
B760M Pro RS/D4 WiFi7+1+1 電源フェーズ, Dr.MOS for VCore+GT
B760M Pro RS/D47+1+1 電源フェーズ, Dr.MOS for VCore+GT
B760M Pro-A/D4 WiFi7+1+1 電源フェーズ, Dr.MOS for VCore+GT
B760M Pro-A/D47+1+1 電源フェーズ, Dr.MOS for VCore+GT
B760M-HDV/M.2 D45+1+1 電源フェーズ
Z690M Phantom Gaming 47 フェーズ Dr.MOS 電源設計
H670M Pro RS7 フェーズ Dr.MOS 電源設計
B660M Steel Legend9 フェーズ Dr.MOS 電源設計
B660M PG Riptide15 電源フェーズ設計
B660M Pro RS/ax8 電源フェーズ設計
B660M Pro RS8 電源フェーズ設計
B660M Phantom Gaming 48 電源フェーズ設計
B660M-HDV6 電源フェーズ設計
H610M-HDV/M.26 電源フェーズ設計
H610M-HVS/M.2 R2.06+1+1 電源フェーズ設計
電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

Dr.MOSは電力調整回路。

対応メモリ(ASRock LGA1700 mATX DDR5)

DDR5 DDR4 パソコン(PC)用 メモリ 一覧
[チップ規格とモジュール規格と帯域の一覧です]

値は「最大」
スペック上はDDR5に比べると低いですが、体感上はそれほどでもない筈です。
(2023年の自作PCは、それ以前に使っていたスペックから大幅向上したものの、あまり変わらないと言われてしまいました。以前のPCが十分に早かったのだと思います)

OC
(MHz)
ネイティブ
(MHz)
Z790M PG Lightning/D41DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M PG Lightning/D41DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M Pro RS/D4 WiFi1DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M Pro RS/D41DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M Pro-A/D4 WiFi1DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M Pro-A/D41DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
2DPC 1R最大4266+
2DPC 2R最大4000+
3200
3200
3200
3200
B760M-HDV/M.2 D41DPC 1R最大5333+
1DPC 2R最大4400+
3200
3200
Z690M Phantom Gaming 45333+(OC)*13200
H670M Pro RS5333+(OC)*13200
B660M Steel Legend5333+(OC)*13200
B660M PG Riptide5333+(OC)*13200
B660M Pro RS/ax5333+(OC)*13200
B660M Pro RS5333+(OC)*13200
B660M Phantom Gaming 45333+(OC)*13200
B660M-HDV5066+(OC)3200
H610M-HDV/M.23200
H610M-HVS/M.2 R2.03200
電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

メモリは、1R(1ランク)製品と2R(2ランク)製品があります。
DPC(DIMM Per Channel)は、
1DPC 1R:1ランク製品をチャンネルあたり1枚装着時の仕様
1DPC 2R:2ランク製品をチャンネルあたり1枚装着時の仕様
2DPC 1R:1ランク製品をチャンネルあたり2枚装着時の仕様
2DPC 2R:2ランク製品をチャンネルあたり2枚装着時の仕様

基本「デュアルチャネル DDR5 Memory テクノロジ」対応。

SATA3、RAID対応 (ASRock LGA1700 mATX DDR4)

SATA
スロット数
RAID
Z790M PG Lightning/D44*1*2
B760M PG Lightning/D44*1
B760M Pro RS/D4 WiFi4*1
B760M Pro RS/D44*1
B760M Pro-A/D4 WiFi4*1
B760M Pro-A/D44*1
B760M-HDV/M.2 D4(*4) 4*1
Z690M Phantom Gaming 44*1*2
H670M Pro RS4*1*2
B660M Steel Legend(*3)(*5) 6*1
B660M PG Riptide4*1
B660M Pro RS/ax(*5) 4*1
B660M Pro RS(*5) 4*1
B660M Phantom Gaming 44*1
B660M-HDV(*5) 4*1
H610M-HDV/M.2(*5) 4*1
H610M-HVS/M.2 R2.04*1
電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR4)


*1:SATA ストレージデバイス向けの RAID 0、RAID 1、RAID 5 および RAID 10 に対応
*2:M.2 NVMe ストレージデバイス向けの RAID 0 および RAID 1 および RAID 5 に対応
*3:チップセット接続 x 2、ASMedia ASM1061接続 x 4
*4:M2_2 が SATA タイプ M.2 デバイスで使用されている場合は、SATA3_3 は無効
*5:M2_2 が SATA タイプ M.2 デバイスで使用されている場合は、SATA3_0 は無効

横並びに近いスペック。

M2ソケット (ASRock LGA1700 mATX DDR4)

M2_1M2_2
Z790M PG Lightning/D4Gen4x4(*1*2)
SATA3
or
Gen4x4
B760M PG Lightning/D4Gen4x4(*1)Gen4x4
B760M Pro RS/D4 WiFiGen4x4(*1)Gen4x4
B760M Pro RS/D4Gen4x4(*1)Gen4x4
B760M Pro-A/D4 WiFiGen4x4(*1)Gen4x4
B760M Pro-A/D4Gen4x4(*1)Gen4x4
B760M-HDV/M.2 D4Gen4x4(*1)
SATA3
or
Gen3x4
Z690M Phantom Gaming 4Gen4x4(*1*2)
SATA3
or
Gen4x4
H670M Pro RSGen4x4(*1*2)
SATA3
or
Gen4x4
B660M Steel LegendGen4x4(*1)
SATA3
or
Gen4x4
B660M PG RiptideGen4x4(*1)
SATA3
or
Gen4x4
B660M Pro RS/axGen4x4(*1)
SATA3
or
Gen3x4
B660M Pro RSGen4x4(*1)
SATA3
or
Gen3x4
B660M Phantom Gaming 4Gen4x4(*1)Gen4x4
B660M-HDVGen4x4(*1)
SATA3
or
Gen3x4
H610M-HDV/M.2(*1)
SATA3
or
Gen3x4
H610M-HVS/M.2 R2.0(*1*3)
SATA3
or
Gen3x4
電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

PCIe Gen4x4:64 Gb/s
PCIe Gen3x4:32 Gb/s
*1:チップセット接続(記載無しはCPU接続)
*2:M.2 NVMe ストレージデバイス向けの RAID 0 および RAID 1 および RAID 5 に対応
*3:スペックにはSATA3 6.0 Gb/sの記載なし、製品特徴に記載あり。

Gen5は無し。

ネットワーク (ASRock LGA1700 mATX DDR5)

有線LAN無線LAN
Z790M PG Lightning/D4ギガビットx1
B760M PG Lightning/D4(*1)ギガビットx1
B760M Pro RS/D4 WiFi2.5 ギガビットx1Wi-Fi 6E
B760M Pro RS/D42.5 ギガビットx1
B760M Pro-A/D4 WiFi2.5 ギガビットx1Wi-Fi 6E
B760M Pro-A/D42.5 ギガビットx1
B760M-HDV/M.2 D4ギガビットx1
Z690M Phantom Gaming 4ギガビットx1
H670M Pro RSギガビットx1
B660M Steel Legend2.5 ギガビットx1
B660M PG Riptide2.5 ギガビットx1
B660M Pro RS/axギガビットx1Wi-Fi 6E
B660M Pro RSギガビットx1
B660M Phantom Gaming 4ギガビットx1
B660M-HDVギガビットx1
H610M-HDV/M.2ギガビットx1
H610M-HVS/M.2 R2.0(*1)ギガビットx1
電源フェーズ(ASRock LGA1700 mATX DDR4)

Dragon2.5 ギガビット:LAN 10/100/1000/2500 Mb/s
Intelギガビット:LAN 10/100/1000 Mb/s
*1:Realtek ギガビットLAN
Wi-Fi 6E:802.11ax Wi-Fi 6E モジュール

まとめ

DDR4対応が特徴のマザーボード。
2.5 ギガビットLANが多いのは嬉しい。
ただ、メモリはDDR5へ移行されつつあるので、新規パソコン(メモリもストレージも替えるというの)であれば、DDR5版をお勧め。
冒頭に書いたように、手持ちのパーツを利用して、やや古いパソコンを安価に今のプロセッサーに載せ替える事を考えているのなら、値段もこなれてDDR5用マザーボードより安く手に入るのはメリットです。

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