メモリの4枚差し マザーボードに複数のメモリを取り付ける 1枚、2枚、4枚の時の違い PC自作

パソコン
2024.5 購入PCパーツ

本サイトは広告及びアフィリエイトプログラムによる収益を得ています、本記事はその一部となります。

PC用メモリの話をまとめてます。→分かり易いメモリの話 
(このリンクタイトルは微妙です。自分に「分かり易い」です)
ところが、多くのアクセスはメモリを「4枚」取り付けた時の事を知りたいようなのですが、本文中の一部でしかありませんので、ページを分ける事にしました。

メモリの働き DDR4からDDR5への移行

そもそもの話はしません。逆に言えば、前提になる話が割愛される可能性もありますのでご承知おきください。できるだけ簡潔に詳しい(相反する事を言ってますが)話にしたい。

メモリモジュール2枚装着 DPC (DIMM Per Channel)

DPCは、メモリのスペック表示に使われます。
チャンネルあたりに、何枚のメモリを装着するかを表し、
1DPC:チャンネルあたり1枚装着時のスペック
2DPC:チャンネルあたり2枚装着時のスペック
チャンネルはメモリのアクセス部で、パソコン用のマザーボードでは2チャンネル持っています。
また、1チャンネルにつき2枚までのメモリモジュールに対応するのが一般的です。
補足:「2チャンネル」、「2枚」は多くの場合、という意味で、「2チャンネル」、「2枚」以外のものもあります。

メモリモジュール4枚装着スペックの見方・読み方

以下のスペックを例に話します。
1DPC 1R:7200+
1DPC 2R:6000+
2DPC 1R:5600+
2DPC 2R:4800+
記載内容は、
xDPC yR:yランク製品をチャンネルあたりx枚装着時の仕様
になります。
ランクについては後述。1ランク、2ランクの製品があるとだけ思ってください。

1DPC 1Rの時、周波数(メモリクロック)が7200(MHz)で動作可能となりますが、
2DPC 2Rの時では、動作周波数は4800(MHz)になります。
補足:スペック通りに動作するかは、また異なる話で、メモリとマザーボードとの相性もあったりします。

以下のスペックの場合、
1DPC 1R:7000+
1DPC 2R:6600+
メモリが2枚装着できるようになっているのであれば(4枚させない)、
各スロットに1チャンネルづつ割り当てられていて(2チャンネル)、1ランク製品使用時、2ランク製品使用時のスペックとなります。

メモリ ランク(Rank)

メモリモジュールには、1ランク製品と2ランク製品があります。
メモリモジュールは64ビット単位で読み書きが行われる仕様です。
メモリモジュールは複数のメモリチップで構成されます。
1チップあたり8ビットずつ読み書きする製品では、8チップで64ビット(8チップ*8ビット)になりますが、16チップ使用すると128ビットになってしまいます。
使用するチップが異なるのは、チップのサイズと総サイズで必要数が異なる為です。
このような場合、64ビットを2つのグループとして扱うのが2ランク製品です。
ランクは64ビットの読み書きをするグループで、使用チップが多かったり、1チップあたりの読み出しビットが少なかったりすると2ランク製品になります。

PC用メモリについて

メモリモジュールの装着は、市販品のPCでは気にするような事ではありませんが、PC自作の際には悩むところです。
内容は正しいと思いますが、誤りがあればご指摘ください。

コメント